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(『光…影…ムウト・ディッツ・ポウム』……そういえば変なモニュメントが……)
あ、なるほどね。
さすがはレッドリング・リコ。
どうやらこの扉の向こう側へと進んでしまったらしい。
俺達の頭じゃ〜、彼女の残したメッセージが無ければ全然訳の判らんままだっただろうなあ。
「じゃあ、あの変な石碑調べてみるんだよね〜?」
「そだね。三つの封印の言葉とあの3個の石碑が何やら関係あるらしいよ」
「はいです〜。確か森の中にあったよね」
「え〜〜〜〜と、お、おう、あそこにあったぞ」
「神薙しゃん、忘れてるね?」
「う、うお。いんや! 忘れてなんかないない! あった! 確かに森に3本立ってたぞ!!」
「神薙しゃん……(ほろり)」
??
なんかとってもミス?
まあいいや。
森へゴーだ♪
目的の石碑はすぐ見つかった。
なにせデッカイしな〜。
……いやゴメン……。
本当言うといつもの様にサッサと通りすぎかけて、
リコたんメッセージが流れ出してやっと気づいたんだけどな〜(TT
まあいい、よっく調べるべし!
「りくさん、よ〜く調べるんだぞ、穴の開くまでよっく見るべし!」
「ん? 穴ならたくさん開いて……ほら指入るです〜=^w^=」
「おおわっ!? コラコラ!! 不用意に指突っ込んだりして爆発でもしたらどうすんだよ!?」
俺は自分がもう何度となく不用意に蹴っ飛ばしたりしてる事も忘れて叫んだ。
い、いや、やっぱ恐いじゃん。
何か意味あるモノだって聞いちゃったらさ。
ズゴゴゴゴゴゴゴッ!!
「うおわっ!?」
「わわっ!?」
ででででっけ〜音が突然響き渡ったぞ!
何なんだいったい!?
見ると石碑が明らかに起動してた。
内部から光と音と振動が漏れでている。
ゴアンゴアンゴアン……。
「ちょ、ちょ、ちょ〜〜びっくりしたです〜=TwT=」
「うおおおお何か光ってるぞ」
「ごはんごはん言ってるです…」
「腹減ってるのかな?」
「何食べるのか判らないよ?」
「そ、そうだな…」
つーか俺達アホ?
いや、突っ込むまい…。
「とにかくさ。明らかに状態が変わったよな?」
「うん、他の二つもやってみよ」
「了解す!」
「=^w^=」
後の2本も同じだった…。
俺が森で残り2本を探そうとした以外は特にハプニングもなく、
無事3本すべてを起動し終えると再び俺達は開かずの扉前までやってきていた。
「お!? おおおおお、開いてる、開いてるぞ〜りくさん」
「やったです〜〜=^w^=」
「不思議なのはさ〜、リコさんここすでに通ったはずなんだよな〜」
「うん〜他のハンターズの人もリコしゃんの消息追てた人が居たみたいだし、その人も通ってるかもです」
「そうそう」
「でも石碑動いてなかったし、ここも開いて無かったよね」
「まったくだ。結局石碑の動作もこの扉も、物理的な動作をしてるんじゃなくてさ、
俺達一人一人の経験やら記憶やらを元に本人だけに意味のある変化をしてるだけなのかもな〜」
ううむ、頭痛くなってくるよ…。
まったく考えるのに向いてね〜(TT
「ね、神薙しゃん」
「うん?」
「坑道エリアも機械ばっかりで無人だったし〜消えたパイオニア1のみんなって、ここから向こうに消えたのかも…」
「う、それは考えてなかったな…、でもそれあるかもなあ」
「でしょ、だったら頑張って奥に進んだらみんなを助けられるかも」
「ふむ…、まあそうかもね」
「じゃ〜行こう」
「お、おう」
やな予感がする。
あくまでもハンターとしてのカンなんだが。
最初はラグオルに元居た生物が凶暴化しただけだっただろ。
次は何やらでっけえ奴に管刺されて変化した元ラグオル生物だったな。
そん次に至っては、生き物ですらねえ機械どもまでが狂ってやがった。
どんどんと核心に近づいてる気がする。
しかも。
しかもだ……。
りくさんの言うように、この先にパイオニア1の乗員が居るとしたら。
全部を狂わせちまった悪性フォトンが更に濃くそこへ吹き出しているとしたら……。
油断出来ないな。
自分自身の感覚を研ぎ澄まさねえと。
俺一人じゃないんだし。
「なあ、りくさん」
「にゅ? 何ですか?」
俺たちが話しながら進んでいたのは、開いた扉の奥に控えていた何かの相当に古い建造物の内部だった。
見るからに異文明の産物だな〜。
やっぱここに先住文明があったって事だよな。
「上見てみ」
「?」
「何見える?」
「え? あ…何だろ…鐘?」
「みたいだよな〜」
俺たちの故郷の惑星にある古い宗教遺跡にあれと同じ様なのがぶら下がってたんだよな。
確かあれをガンガンぶっ叩いてでっけ〜音を出す道具だったはず。
「りくさんも鐘って知ってるんだな」
「うん〜、りくも鐘叩いた事あるよ」
「おお、すげぇ! 俺、映像で見たことあるだけだぞ〜〜」
「あれも叩くのかな?」
「届かんだろ? 案外あの下通ったら体力回復してくれるかもだぜ」
「う〜ん、そかな〜?」
「ほら、さっきも上下する輪ッかで体力回復できたろ? きっとあれのもっと長身な奴向けのなんだぜ♪」
「う〜ん、あやしいです〜」
「ははっ♪ まあ、見てな〜」
「あっ、待ってです〜><」
さっさと下に入る俺。
止めようと追いすがるリクさん。
ヒュッ、ズポッ。
「あ」
「あうう」
二人同時に真っ暗に…。
うおお、密閉空間に二人っきりだ♪
なんて嬉しいトラップなんだろ(^^
ドッカ〜〜〜〜〜ン!!!
「ぐはぁっ!!」
「ふぎゅ〜ん!」
しゅ〜〜〜〜〜〜
「ごめんな〜〜(TT 」
「神薙しゃん…(ほろり)」
「やっぱ俺たちアホ?」
「か、神薙しゃんだけです!」
「やっぱり?」
さ、さすがは危険極まりないこの古代遺跡だぜ。
油断大敵だな。
実に巧妙に罠が仕掛けてある。
ただ、敵らしい敵にはまだ会ってない。
なんかフワフワ飛ぶ魚もどきと、毒を吐く妙な塊だけだ。
そしてついに俺たちはその空間へとやってきた。
今までより数段広く、部屋の角が大きく崩れている。
その崩れの外には恐ろしく深い穴が開き、その中へと滝が流れ込んでいる。
「すげえ景色だな〜」
「うん〜滝きれいです〜」
ふと後ろに気配を感じた。
振り向いた俺がみたものは…。
!?
ぼんやりと景色に見とれていた俺たちは気づかなかったらしい。
後ろには数十を越える数の見たこともない怪物どもが押し寄せて来ていやがった。
「りくさん!」
「わわわ〜」
何なんだありゃ?
およそ生態としての体をなしてないぞ。
両腕が剣になってる奴がすっげ〜勢いでこっちに向かってくる。
かと思えばやったらデカクて動きのノロイ奴が、あろうことか自分の腕を飛ばしてきやがる。
あんな連中、敵としてはえらく厄介だが、生命として生きて行くのに不都合だらけだろ…。
「敵多すぎ! 逃げるよ」
「は、はいです!」
実際、連中の心配してる場合じゃない。
心配したところで感謝されるどころか、酷い目に遭うのがオチだろうしな。
ダッシュで逃げ出した俺達だったが、敵の動きがめっちゃ速い!(特に手刃の奴)
元来た通路に逃げ出せずに、更に奥へと追い込まれる。
まずい、退路絶たれる!
「神薙しゃん! あそこにドアがあるです!!」
「よっしゃ! 俺が食い止めるから早く逃げ込め〜」
「はいです〜。ってあう〜カギ掛かってるです〜=TwT=」
「げげっ!? くそっ敵倒さないと開かないか」
「ご、ごんばって倒そ」
「了解す!」
こういう展開、前にもあったなあ。
思いつつ攻撃!
「うりゃ〜!!」
ズガガガガガガガッ
蜂の巣になってゆく敵。
前の時と違って今使っているのは、超強力ジャスティー社製マシンガンだ。
威力はバッチリだぜ!
「おらおらおら〜!!」
一気に目の前に迫ってたヤツらは一気に片付けた。
よっしゃ、もうちょいで脱出口が開けるぞ〜♪
と、思った瞬間。
ヒュン!!
空気を切り裂く音!
グサッ!!
肉を裂く音がすぐ耳元で聞こえた…と思う間もなく床に転がっていた。
(一体何が起こったんだ!?)
全身に掛かる衝撃と肩口から胸へと走る焼きつく熱さとが思考を邪魔する。
俺は霞む目を凝らして、俺の横に立つ人影を見上げた。
(え? 人影!? 俺、人間にやられたんか!?)
ようやく見えた。
やっぱり人じゃない…なんとも形容しがたい、人型の化け物だった。
こいつも右腕が剣状になっていて、左手はやけに短くデカイ。
(一気に飛びかかられて斬られたのか…)
見た目のフォルムが人間に近いだけに、余計に不気味に感じる。
いや、それだけじゃない。
俺の中の不安が的中している証にも見えるのが嫌なんだ。
「神薙しゃん!! 大丈夫!?」
リクさんの不安そうな声。
「ふぎゅ〜〜レスタ届かないです〜〜=TwT=」
(う、まずい!)
俺が倒れたのを見た雑魚どもが、揃って向きを変えた。
あいつら皆リクさんの方に…。
「りくさん…逃げろ…」
くそ、声が出ねえ…。
しかも、俺を倒したヤツだけは、更に近づいてきて…。
大きく右腕を振り上げた!
つづく♪
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